また、現代的コンセプトの劇場公演も、８０年代後半から９０年代前半にかけて、フラメンコにとって重要な促進者となった。セビージャではAlfonso Jimenez、Teatro Lebrijano、そして７０年代の創立からアーティストの高いレベルを維持し続けてきた舞踊団La CuadraのSalvador Tavoraがそのケースである。劇場公演はスペイン、そして世界中で行われるようになった。その後、舞台フラメンコという種のものに、新しい舞台パ フォーマー達が参加するまでには、更に２０年かかる。この舞台フラメンコとは、１８世紀に起源を持ち、何らかの形でバラエティ演劇や、地方的特長を持つ演 劇とつながりがあるComedia Flamencaとは全く別のものである。